成形研削加工
R形状や段形状など、輪郭精度が求められる部品に対応する成形研削加工。 形状精度と当たりを重視し、用途に応じた最適な仕上げを行います。
成形研削加工
成形研削加工は、砥石(といし)の形状を整え、その形を転写することで
金属の輪郭形状を高精度に仕上げる加工です。
平面を仕上げる平面研削加工と異なり、成形研削加工はR形状・段形状・溝形状など、
「輪郭を作る」ことに強みがあります。
切削加工やマシニング加工で形状を作ったあと、
「寸法は合っているのに当たりが出ない」「角やRの仕上がりが決まらない」といった場面で、
成形研削加工が最終工程として採用されることがあります。
成形研削加工が必要になる典型的なケース
・R形状や段形状を高精度に仕上げたい
・輪郭精度や形状精度が製品性能に直結する
・硬い材質(焼入れ材など)を精度良く加工したい
・切削加工では角が立たない、面粗度が出ない
・治工具や金型部品で、当たりや逃げの精度が重要
成形研削加工は「加工できるかどうか」だけでなく、
どの形状を、どの工程で作るかの設計が品質を左右します。
前工程の加工状態によっては、研削代の確保や基準面の取り方を見直す必要があるため、
初期段階でのすり合わせが重要です。
当社の成形研削加工の特長
当社では、部品の用途や要求精度を踏まえ、
成形研削加工を含めた工程全体で品質を作ることを重視しています。
図面上は同じRや段形状でも、用途が異なれば必要な仕上がりは変わります。
「動作」「当たり」「組付け」まで想定し、現場と連携して最適な加工条件を選定します。
また、成形研削加工は、砥石の形状管理が加工品質に直結します。
形状の再現性を確保しながら、狙う精度へ無理なく到達させるために、
加工順・研削代・基準の置き方を丁寧に組み立てます。
対応可能な加工内容
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 加工内容 | 成形研削加工(輪郭仕上げ、R形状、段形状、溝形状 ほか) |
| 対応材質 | 鉄、鋼材、工具鋼、焼入れ材 ほか |
| 対応ロット | 1点もの・試作から量産まで対応 |
| 用途例 | 金型部品、治工具部品、精密機械部品 |
平面研削加工・放電ワイヤー加工との使い分け
「研削」と「放電」は似た課題を解決しますが、得意領域が異なります。
成形研削加工は輪郭形状の仕上げに強く、
平面研削加工は平面度や平行度の仕上げに強い加工です。
放電ワイヤー加工は複雑形状や内形状に強い一方で、
仕上げの要求や用途によっては研削加工が適する場合があります。
「どの加工方法が最適か分からない」という段階でも問題ありません。
図面や用途をもとに、精度・コスト・納期のバランスを踏まえてご提案します。
成形研削加工のご相談について
成形研削加工は、要求精度だけでなく、
当たりや逃げ、組付けなど実使用での効き方が重要になる加工です。
「この形状は研削で作るべきか」「前工程から含めて見直したい」
といったご相談も含め、加工可否の段階から対応しています。
試作・小ロット案件、短納期案件も含め、まずはお気軽にご相談ください。











